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中勘助の功績を後世に 桃浜公園に文学碑完成

カルチャー | 神奈川新聞 | 2018年5月28日(月) 12:05

中勘助の功績を記す文学碑完成を喜ぶ大藏会長(中央)ら =平塚市桃浜町
中勘助の功績を記す文学碑完成を喜ぶ大藏会長(中央)ら =平塚市桃浜町

 小説「銀の匙(さじ)」で知られ、大正末期から昭和初期にかけて平塚市内で創作に励んだ作家中勘助(1885~1965年)の功績を後世に残そうと、市民団体が建立を進めてきた文学碑が完成した。設置された同市桃浜町の桃浜公園でお披露目され、約100人がお祝いに駆け付けた。

 文学碑は真鶴町産の本小松石を使用し、幅1・3メートル、高さ1メートル。「中勘助を知る会」(大藏律子会長)が中心となって活動、市内外の364人から約165万円が寄せられ、市の助成金と合わせて建設費約190万円を賄った。代表作で日記体随筆「しづかな流(ながれ)」の冒頭部分が刻まれている。

 22日の竣工(しゅんこう)式で、大藏会長は「詩情豊かな作品の数々は平塚の文化的遺産。文化が薫るまちづくりに生かせる、何かを残したかった」とあいさつ。祖母が中の妹に当たるという土岐勝信さん(76)は「親族としても光栄。この碑を多くの人が訪れ、この地が隆盛となることを期待している」と祝辞を述べた。

 
 

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