他にはない神奈川のニュースを!神奈川新聞 カナロコ

  1. ホーム
  2. ニュース
  3. カルチャー
  4. 上林暁「花の精」 人智を越えた究極の「べとべと」

日本文学あの名場面/阿部公彦(文学者)
上林暁「花の精」 人智を越えた究極の「べとべと」

カルチャー | 神奈川新聞 | 2018年4月15日(日) 12:42

「花の精」の一場面を拡大して読むにはこちらから(PDF)


 「べとべと」と形容されるものは、たいてい印象が悪い。「べとべとした手」「べとべとした天気」……。しかし、「べとべとした小説」だけはちょっと違うぞ、と私は言いたい。頭に浮かべているのは、たとえば上林暁のこの「花の精」である。まさに至高の「べとべと」、すばらしき「べとべと」なのである。

 
 

小説に関するその他のニュース

カルチャーに関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング