
ピアノデュオ「鍵盤男子」がライブ演奏を披露するラジオ番組「KIRIN BEER “Good Luck” LIVE」が30日午後4時から、TOKYO FMで放送される。横浜育ちの大井健は、「大そうじや、おせち作りの準備がはかどるような内容になった」とPRしている。
鍵盤男子はピアニストの大井と、音楽博士でもある作曲家の中村匡宏が組んだ2011年にユニットで、ことし11月にアルバム「the future of piano」でメジャーデビュー。高速連弾など類いまれなテクニックと、リズムのように弾むトークが女性を中心に話題を集めている。
東京都内で25日に行われた収録では、事前に応募した約20名のファンがピアノまで数メートルの至近距離で、1台に4手で繰り広げられる演奏を堪能。前方のファンにじっと見つめられていた中村は、「公開レコーディングみたい」と緊張していた。
番組ではデビュー盤に収録したオリジナル曲のほか、パーカッショニストを招き、原曲とは違うバージョンも披露。野性的なアレンジの「ボレロ」(ラヴェル作曲)の演奏後、中村は「ピアノも打楽器の一部だということを再確認した。むちゃくちゃ熱くなった」と興奮していた。
毎回1組のアーティストが出演してライブを行う番組は、12月に放送400回を超えた。来春には放送開始8年目を迎えるなどリスナーから愛されている。
鍵盤男子は年明けからツアーを予定しており、2月27日に東京・銀座のヤマハホールでライブを行う。午後7時開演。