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近代美術館葉山の「堀文子展」
ノーベル賞大村さんが講演「繊細で豊かな感性」

カルチャー | 神奈川新聞 | 2017年12月17日(日) 02:00

記念講演で堀さんとの交流などについて語る大村さん=県立近代美術館葉山
記念講演で堀さんとの交流などについて語る大村さん=県立近代美術館葉山

 「白寿記念 堀文子展」を開催している葉山町の県立近代美術館葉山で16日、ノーベル医学生理学賞受賞者で北里大学特別栄誉教授の大村智さん(82)が記念講演した。「女流画家たちとの出会い」と題し、大磯町在住の堀文子さん(99)ら多くの芸術家と深めた交流や作品をたどりながら「繊細で豊かな感性と根強い執念をたたえる」と、敬意を表した。

 美術作品の収集家としても知られる大村さんは出身地の山梨県韮崎市に美術館を開設し、同市に寄贈。近代から現代にかけて活躍する国内女性作家の作品コレクションが柱の一つとなっている。

 堀さんの母校・女子美術大学名誉理事長も務めており、理事長時代に100周年事業を主導した。その一環で、片岡球子さんら卒業生10人による同大らしい記念画集を企画。それぞれ同意を得る必要があり、「意志が強く、説得するのが一番難しい」と言われた堀さんの交渉に理事長自ら乗り出したのがきっかけで交流を深めた、という。

 堀さんと接することで会話からも影響を受け「言葉にうんちくがあり、メモしてまとめている」と説明。「泥沼から何かをつかむ」など「堀語録」の数々を披露した。「自分の考えをビシッと言えることが素晴らしい」と述べ、学生にも伝授しているという。

 「自然」に目を凝らす堀作品については、黒い種を実らせ大地を向く秋のヒマワリを描いた「終り」を画像で映し出し、「感動した。人の姿にも思えるし、生と死を絶えず意識している」と語った。

 講演会会場の講堂は抽選による70人で埋まり、美術館エントランスホールでも中継された。

 堀さんの画業を振り返る展覧会は来年3月25日まで。祝日を除く月曜と12月29日~1月3日は休館。

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