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【シネマ散歩】
【盲目のメロディ】展開の早いサスペンス

カルチャー | 神奈川新聞 | 2019年11月15日(金) 12:56

(C)Viacom 18 Motion Pictures (C)Eros international all rights reserved
(C)Viacom 18 Motion Pictures (C)Eros international all rights reserved

 15日からムービルなどで上映中。

 盲目を装うピアニストが殺人現場に立ち会ってしまい、犯人に命を狙われるコメディータッチのサスペンスドラマ。癖の強い登場人物たちが裏切りとだまし合いを繰り広げるスピーディーな展開に目が離せない。

 音への感覚を研ぎ澄ませるため盲目を装っているピアニストのアーカーシュ(アーユシュマーン・クラーナー)=写真右=はある日、大スターのプラモードから演奏を依頼され、彼の豪邸を訪ねる。彼の妻・シミー(タブー)=同左=はアーカーシュを室内に案内するが、そこで目撃したのは、彼女の浮気相手がプラモードの死体を片付けている現場。見えないふりでその場を切り抜けたアーカーシュが警察に駆け込むと、警察署長として出てきたのはシミーの浮気相手だった。

 「目が見えているのでは」と疑うシミーはアーカーシュを付け狙う。命からがら逃げ出したアーカーシュだったが、かくまってくれたと思った怪しい医者も信用できず、窮地に陥る。

 ゴージャスな美女のタブーが悪女を生き生きと演じており魅力的。音楽の使い方も効果的で洗練されている。

 にぎやかなボリウッドダンスの印象が強いインド映画だが、近年は緻密な構成で観客の心をつかむ作品も多い。今年は「あなたの名前を呼べたなら」「ガリーボーイ」など話題作の公開が続いており、今作でもインド映画の勢いを感じられる。

監督/シュリラーム・ラガバン 
製作/インド、2時間18分

 
 

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