1. ホーム
  2. ニュース
  3. カルチャー
  4. 岡倉天心育てた横浜 顕彰会が生誕地、開港記念会館でフォーラム

岡倉天心育てた横浜 顕彰会が生誕地、開港記念会館でフォーラム

カルチャー | 神奈川新聞 | 2017年10月23日(月) 10:28

開港期横浜が岡倉天心に与えた影響を考えたパネルディスカッション =横浜市開港記念会館
開港期横浜が岡倉天心に与えた影響を考えたパネルディスカッション =横浜市開港記念会館

 近代日本美術の発展に尽力し、明治期を代表する国際人であった思想家岡倉天心(1863~1913年)の源泉を考える「天心フォーラム」が22日、生誕地である横浜市開港記念会館(同市中区)で開かれた。幼少期を過ごした開港直後の横浜の国際性と英語環境が紹介され、約200人の参加者は、世界に羽ばたこうとする少年天心の姿に思いをはせた。

 岡倉天心横浜顕彰会(新井恵美子会長)の主催で、福井、新潟・妙高、北茨城・五浦の3顕彰会と共催した。21、22日開催の「第22回天心サミットin横浜」の一環。

 講演で東京芸術大の佐藤道信教授は「天心の国粋主義は旧慣保存であり、西洋否定ではなかった。後のファシズム期の排外的な国粋主義と基本的に異なる」と指摘。その背景には横浜時代から身に付けた英語力があったとした。

 パネルディスカッションも行い、茂住實男・前大倉精神文化研究所長が「物心つくかつかない時から、いろいろな国の人がいる。外国人に対して身構えたり、劣等感を持ったりすることがなかった」、西川武臣・横浜開港資料館副館長も「世界が多様性を持っていることを学んだ」と、横浜で育った意義を語った。また、佐々木美帆・福井県立美術館学芸員は、天心の教育環境を整えた父親の役割にも触れた。

 フォーラムに続くサミットでは、「日本、東洋文化を世界へ発信するなどした天心先生の業績は私たちの道標。教えと精神を後世に伝える」との横浜宣言を採択した。

講演会に関するその他のニュース

カルチャーに関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング