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書家・齋藤香坡さん、故郷鎌倉で個展 混然一体の魅力

カルチャー | 神奈川新聞 | 2019年10月26日(土) 09:00

故郷での「集大成の個展」と語る齋藤香坡さん=鎌倉芸術館ギャラリー
故郷での「集大成の個展」と語る齋藤香坡さん=鎌倉芸術館ギャラリー

 鎌倉出身の書家・齋藤香坡さん(82)=横浜市港北区=の個展「香坡の書画三昧(ざんまい)」が26日から、鎌倉芸術館ギャラリー(鎌倉市大船)で開かれる。書画の魅力が混然一体となった会場は、「三昧」にふさわしい活力に満ちている。

 齋藤さんの書業は65年に及ぶ。國藝書道院を創設、産経国際書会最高顧問を務める。ことし32回目となる神奈川書家三十人展(12月11~15日・横浜市民ギャラリー)は第16回から連続出品している。

 鎌倉での個展開催は5年ぶり。会場には縦5メートル、横6メートルの大作をはじめ約130点が飾られている。作品の主題の一つが「松」。齋藤さんは「いろいろな表情があり面白い」と創作の魅力を語る。

 少年時代は「自宅近くの松竹大船撮影所が格好の遊び場だった」と笑顔で振り返る齋藤さん。鎌倉芸術館は撮影所の跡地に立つ。生まれ故郷への愛着は強く、集大成の個展と思い取り組んだという。

 31日まで。入場無料。午前10時~午後6時(最終日は同3時)。

 
 

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