1. ホーム
  2. ニュース
  3. カルチャー
  4. 相模原出身のバンド・キンモクセイが復活ライブ

相模原出身のバンド・キンモクセイが復活ライブ

カルチャー | 神奈川新聞 | 2019年10月25日(金) 11:08

YouTubeでキンモクセイを知ったという若い世代も多かった(C)髙山基成
YouTubeでキンモクセイを知ったという若い世代も多かった(C)髙山基成

 相模原出身のバンド・キンモクセイが15日、相模原市民会館(同市中央区)で活動再開記念ライブ「ちゃんとしたワンマン2019」を行った。会場には活動再開を待ちわびていたファンが集まり、5人との再会を喜ぶ幸福感に包まれた。

 デビュー曲の「僕の行方」に続き「二人のアカボシ」「七色の風」と初期のヒット曲で幕開け。ブランクを感じさせない、安定感のある演奏が10年の時を一気に埋める。歌を口ずさみながら何度も涙を拭うファンの姿も見られた。

 「お久しぶりです」と口火を切ったボーカルの伊藤俊吾は「休止して長い間たっていたので不安だったけれど、みんなが集まってくれてうれしい。紆余(うよ)曲折があったからこそ生まれる音楽を聴いてほしい」と笑顔。活動休止後は深い喪失感から体調を崩していたというベースの白井雄介も「キンモクセイをやっていて、今日が一番うれしい日です」と晴れやかな表情を見せた。

 続いて「手の鳴る方へ」「人とコウモリ」「同じ空の下で」を伸び伸びと演奏。改めて、バリエーション豊かな名曲が多いことに気付かされるとともに、メンバーの技術の高さに驚く。多くの有名アーティストのツアーに帯同している張替智広のドラムが楽曲を引き締め、歌うような後藤秀人のギターも大人の色気を増している。艶のある伊藤の歌声は、音色を保ったままホールの隅々まで朗々と広がった。

 「香港計画~Lemonade」ではギターの佐々木良と張替も歌声を披露。5人で演奏できることを純粋に楽しんでいる様子が伝わってくる。「スウィートララバイ」「むすんでひらいて」では曲の世界観をドラマチックに表現した。


復活を待ち望んでいたファンが詰め掛けた(C)髙山基成
復活を待ち望んでいたファンが詰め掛けた(C)髙山基成

 1日に発表したばかりの新曲「セレモニー」は伊藤が「今のキンモクセイ」を歌にしたという。それぞれの道を歩んでいた5人が穏やかに寄り添えるようになり、実現した再結成。「懐かしい歌に心を揺らしながら昨日の続きをこれから始めよう」「傷ついても失ってもその全てを受け止めて」という歌詞と明るい曲調に希望が感じられる。

 ライブの高揚感で、告知担当の佐々木だけでなく全員が冗舌に。張替がツアーに帯同した井上陽水からの後押しが、活動再開のきっかけの一つになったという驚きのエピソードも明かされた。

 終盤にはファンの人気も高い「車線変更25時」「冬の磁石」に続けて「ゆびわ」「春のセンセーション」「風の子」を披露。アンコールは「ふれあいUSA」で会場を盛り上げた。

 「これで終わりじゃない、また会いましょう」とステージを締めくくった5人。秋の花・キンモクセイが街に香る今、温かい祝福を受けながら第二のスタートを切った。

●12月25日、オリジナルアルバム「ジャパニーズポップス」と、ベストアルバムに未発表音源を加えた「ベスト・コンディション+レアトラックス」発売。

●2020年1月22日、アナログ盤「アナログは素晴らしいものだ」発売。

相模原市民会館に関するその他のニュース

カルチャーに関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング