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シェークスピア劇に挑戦 厚木出身の俳優、遠藤雄弥

カルチャー | 神奈川新聞 | 2016年9月27日(火) 21:06

「隣の海老名に負けないよう厚木には頑張ってほしい」と地元愛をみせる遠藤雄弥=東京都内
「隣の海老名に負けないよう厚木には頑張ってほしい」と地元愛をみせる遠藤雄弥=東京都内

 厚木市出身の俳優、遠藤雄弥(29)がシェークスピアの喜劇「お気に召すまま」で一人二役に挑む。「人が人に恋をする喜びに共感し、心が温かくなるような舞台にしたい」と意気込みを語った。

 所属するワタナベエンターテインメントの俳優集団D-BOYSによる舞台。D-BOYSを卒業した遠藤は客演として参加する。若者たちの恋愛模様を描いた同作では、女優による男装が見どころだ。今回は出演者が全て男性で、女役も全て男優が演じる。

 遠藤が挑戦するのは廷臣ル・ボーと村娘のオードリー。一人二役も女役を演じるのも初めてで、稽古では試行錯誤が続く。

 「演出家の青木豪さんがおっしゃっていたことですが『この人がこの役を演じているからいいね』と、役を通して俳優が垣間見える面白みをお客さんに感じてもらえれば。役をやっている自分を客観視することが大事ですね」

 幼いころから母の勧めで劇団に入り、演技や踊りの稽古に励んできた。ドラマ「聖者の行進」で、知的障害者を熱演したいしだ壱成の演技に感動。自分も俳優として頑張りたいと意識してオーディションを受け、映画「ジュブナイル」の主役に抜てきされてデビュー。このとき13歳。

 「芸歴も長くなり、いろんな監督さんのいろんな作品に出させてもらっていると、ある程度のスキルは身につくと思うんです。でもそれは基本であって、そこから唯一無二の表現者としてどんなことができるのか。意識するのは自分の生活です」

 普段の生活をどう過ごすのかは、役へのアプローチとして大事にしたい発想源だという。2年前に結婚し、1歳になる娘も授かった。その経験も大きい。

 「帰省していた嫁さんと娘の顔を久しぶりに見ると、『今日も稽古がんばろう』と素直なモチベーションになる。家族を持つ前にはなかった新しい感じ方」とほほ笑む。

 「お気に-」はシェークスピアの喜劇中、最も幸福な物語だとされる。独特なせりふまわしなど、英国の古典劇を日本の舞台で演じる難しさも感じているが「愛する喜びは、みんなが共感できるもの。心を温かくできる戯曲なので、それをお客さんがキャッチできるように表現したい」と自信を持って臨む。
             ◇
 「お気に召すまま」は東京・本多劇場で10月14~30日。全席指定7千円。問い合わせはワタナベエンターテインメント電話03(5410)1885。

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