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怖さ面白さ共存 劇団・ヨーロッパ企画が28日横浜で公演

カルチャー | 神奈川新聞 | 2019年9月13日(金) 18:04

学園祭のお化け屋敷を作るような感覚で制作を進めたという。「77の怪奇現象が起こるので、お化けをたくさん作るのが大変でした」。写真左から本多力、上田誠(撮影・立石祐志)
学園祭のお化け屋敷を作るような感覚で制作を進めたという。「77の怪奇現象が起こるので、お化けをたくさん作るのが大変でした」。写真左から本多力、上田誠(撮影・立石祐志)

 2018年に結成20周年を迎えた劇団「ヨーロッパ企画」が28日、関内ホール(横浜市中区)で第39回公演「ギョエー! 旧校舎の77不思議」横浜公演を行う。これまで「文房具コメディー」「だまし絵コメディー」など「企画性」に重点を置いてきた同劇団が挑む、「オカルト青春コメディー」。劇団主宰で脚本家の上田誠と、教師役を演じる本多力に公演の見どころを聞いた。

 今回のストーリーは、新校舎が耐震偽装で使えなくなってしまったため、暗い歴史を持つ土地に立つ旧校舎で授業をすることになった高校の教師と生徒たちの物語。本多は次々と襲いかかる怪奇現象に騒ぐ生徒たちに対応する、担任教師を演じる。

 「もともと怪談やオカルト的なものに興味があって、以前から温めていた企画。90年代のJホラーのようなテイストに仕上げたかったので、学校の暗がりから想像できる怖いものにこだわった」という上田。制作にあたっては、教職に就いている上田の友人にインタビューを行ったという。「学校の廊下を人体模型が走っていたらどうするか、という質問にも真面目に答えてくれた。友人独自の見解かもしれないが、生徒に危険が及ぶようだったら授業はしないけれど、走るルートがわかっていれば、そこを封鎖して授業を行うそうです。その答えを聞いて、今回の作品を上演する勇気をもらえました」と笑う。


舞台の一場面(撮影・清水俊洋)
舞台の一場面(撮影・清水俊洋)

 劇中では、77の怪奇現象に対処しつつ、教師たちが「攻めの姿勢で」授業を行う。本多は「生徒役の役者は驚いて騒ぐ演技、こちらはそれを止める役目。稽古ではそのせめぎ合いに苦労した」と振り返る。「お化けがたくさん出てくるので、いろいろなタイミングも難しかった」。すでに行われた都内での公演では「怖がりながらも楽しんでもらえたと思う」と二人は自信をにじませる。

 大学の仲間が中心となって結成し、京都を基盤に活動を続ける同劇団。「サマータイムマシン・ブルース」「曲がれ!スプーン」は映画化もされるなど、老若男女が笑顔になれる面白さには定評がある。10年以上在籍している役者・スタッフが多いからこそ、これまで蓄積してきたものがオリジナリティーとなって結実しつつある、と上田は手応えを語る。「お茶の間で家族みんなが笑える感じ。良い意味で油断して見られるところが自分たちらしさ」と本多。上田も「首都圏のお客さんにとって、自分たちは『京都で何やら楽しげなことをやっている人たち』。そのイメージを自分たちでも大事にして、これからも活動していければ」と今後の展望を語った。



◆「ギョエー! 旧校舎の77不思議」28日、関内ホール。2回公演で、開演は午後1時と同6時。全席指定、前売り5千円ほか。チケットはtvkチケットカウンター☎045(663)9999。

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