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日台の漆芸一堂に 横浜で交流展 大正からの友情育む

カルチャー | 神奈川新聞 | 2019年7月29日(月) 13:55

漂着ごみから制作したオブジェを手にする中華大の卒業生4人=横浜市神奈川区
漂着ごみから制作したオブジェを手にする中華大の卒業生4人=横浜市神奈川区

 日本と台湾の漆芸家による交流展が、横浜市神奈川区の「FEIアートミュージアムヨコハマ」で開かれている。日本統治時代にさかのぼる交流をさらに深めたいと昨年から始まり、2回目。39人が現代アートを中心に計100点を展示し、友情を育んでいる。8月3日まで。

 台湾の漆芸は大正、昭和初期に始まった。温暖湿潤の気候が適していたため、漆は日本より早く育った。栽培が奨励され、日本人の芸術家や職人が技術を伝えた。現在も地元の漆芸家によって大切に受け継がれている。

 「再生」をテーマにしたオブジェを出品した林若縈さん、羅雨文さん、陳寬容さん、陳琦顒さんの22歳の女性4人は6月に中華大学(新竹市)を卒業したばかり。在学中に4人で、台湾の海岸を一周し、中国や韓国、インドネシアなど外国から流れ着いたごみを集めた。

 壊れた浮きやペットボトル、洗剤の容器などに布を巻き、上から漆を塗り重ねてオブジェを制作した。4人は「台湾でも漂着ごみが大問題となっている。同じ島国の日本人と一緒に考えていきたい」と語った。

 展示会は同ミュージアム代表で造形作家の高宮洋子さんと、友人で台中市の漆芸家・張森洋さん(47)が企画。今回から台湾国立台湾工芸研究発展センターとの共催となった。高宮さんは「毎年、開催することで、互いに刺激し合い、漆の新しい未来につなげていきたい」と話している。

 入場無料。月曜休館。問い合わせは同ミュージアム電話045(411)5031。

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