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横浜能楽堂で「先生のための狂言講座」

カルチャー | 神奈川新聞 | 2019年7月24日(水) 12:20

能舞台の空間についてなど、参加者から多くの質問が寄せられた狂言講座=横浜能楽堂
能舞台の空間についてなど、参加者から多くの質問が寄せられた狂言講座=横浜能楽堂

 横浜能楽堂(横浜市西区)で14日、「先生のための狂言講座」が開催された。同能楽堂の主催で毎年1回開催されており、今年で3年目。小学6年生の国語の教科書に、狂言の「柿山伏」が取り上げられており、教師の理解を深めるために企画されている。横浜市を中心に、県内や首都圏の小中学校の教師約100人が参加し、狂言の理解を深めた。担当者によると、年々参加人数は増加しているという。

 講座では、実際に「柿山伏」を鑑賞した後、狂言方大蔵流の山本東次郎が参加者からの質問に答えた。参加者からは、狂言師の表情やしぐさなどについて質問が集中。山本は、動きや発声の源泉となっている舞や謡を実演しながら丁寧に解説した。また、舞台後方に座り、小道具の出し入れなどを行う「後見(こうけん)」という役について「役者の具合が悪くなった場合は、途中からその役を引き継いで演じることもある」という解説には驚きの声が上がった。

 山本は「狂言は、極限まで装置を絞り込み、説明しすぎない芸能。舞台上に何もなくても、月の光や頰をなでる風、虫の音までが感じられる」と説明。「子どもたちにどうしたら狂言の面白さを伝えられるか」という質問には「経験を重ねた私でも、まだ新しく発見することがある。子どもたちにその面白さを表面的に伝えても、本質を理解するのは困難だと思う。さまざまな演目があるので、まずは鑑賞し、狂言を味わうことから始めてほしい」と語り掛けていた。 

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