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東京国立博物館 9月23日まで
卓越した造形、信仰のあつさ「奈良大和四寺のみほとけ」展

カルチャー | 神奈川新聞 | 2019年7月19日(金) 16:20

室生寺の仏像が並ぶ一角=東京国立博物館
室生寺の仏像が並ぶ一角=東京国立博物館

 奈良県の北東部に点在する岡寺(おかでら)、室生寺(むろうじ)、長谷寺(はせでら)、安倍文殊院(あべもんじゅいん)に伝わる仏像など15点が並ぶ企画展「奈良大和四寺(よじ)のみほとけ」が、東京・上野の東京国立博物館で開催中だ。国宝4点を含む貴重な展示で、卓越した造形と信仰のあつさを堪能できる。

 岡寺を開いた義淵僧正の坐像(ぎえんざぞう)は、額にしわを寄せ、あばら骨が浮き出た姿。どっしりと黙想する様子を、信仰の理想の姿として捉えている。8世紀の作で、日々の修行の中で僧たちが拝んできたものだという。

 奈良時代前半に創建された長谷寺。本尊は高さ10メートルを超える「十一面観音菩薩立像(ぼさつりゅうぞう)」で、会場にはその脇に安置される「難陀(なんだ)龍王立像」と「赤精童子雨宝童子(せきせいうほうどうじ)立像」が並ぶ。「難陀-」は頭上に竜を乗せた珍しい姿で、どちらも普段は非常に高い場所に安置されているため、よく見ることができないという。

 安倍文殊院は645年、左大臣の安倍倉梯麻呂(あべのくらはしまろ)が氏寺として建立した。快慶によって作られた文殊五尊像を本尊とし、その像内に収められた文書を展示している。

 室生寺は真言宗室生寺派の総本山。奈良時代末期に開かれ、山奥の険しい斜面にたたずむ。同寺の創建時に制作された可能性がある国宝「釈迦(しゃか)如来坐像」は、衣服のひだの表現に鋭い彫りの技術が見られる木彫像の傑作だ。

 室生寺の網代智明(あじろちめい)座主は「信仰の対象であり、昔の偉大な先人が心を込めて作り上げた芸術作品でもある仏像を、どういうものかなとじっくり見てほしい。この機会に大和にも足を運んでほしい」と話した。

 9月23日まで。祝日を除く月曜と7月16日、9月17日休館。一般620円、大学生410円。問い合わせはハローダイヤル03(5777)8600。

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