
横浜市戸塚区役所で16日、現代アートのワークショップが開かれた。310人が参加し、大きなガラス窓や階段をフィルムでできたシールで彩り、一つの作品を仕上げていった。
講師は同市中区にアトリエを構える曽谷朝絵さん。戸塚区民文化センター「さくらプラザ」に常設されているアートを手掛けた縁で、ワークショップを行うことになった。
今回の作品名は「MIZUNOMICHI」。曽谷さんが、水の道をイメージした乳白色のシールを切り貼りし、参加者がその周りを青や黄色、ピンクの透明なシールを水しぶきとして貼っていった。参加した子どもからは「きれいに貼れた」「もっとシールが欲しい」などの声が上がった。
完成作品を見て、曽谷さんは「子どもが多かったためか、自由に貼ってもらって予想外のエネルギー感が生まれた」と満足そう。11月5日まで展示されるとあって、「この不思議な勢いを感じてほしい」と笑顔を見せた。
展示の問い合わせは区地域振興課電話045(866)8416。