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難病患者の情熱 10日まで作品展 小田原

カルチャー | 神奈川新聞 | 2019年6月8日(土) 05:00

ALS患者らの作品が並ぶ「風祭展」=飛鳥画廊
ALS患者らの作品が並ぶ「風祭展」=飛鳥画廊

 筋ジストロフィーや筋萎縮性側索硬化症(ALS)などの難病とともに生きる患者の作品を集めた「風祭展」が、飛鳥画廊(小田原市栄町2丁目)で開かれている。

 作品は、国立病院機構箱根病院(小田原市風祭)の神経筋・難病医療センターに入院・通院している26人によるもの。絵画や絵手紙、俳句、詩など約100点が並ぶ。

 ヒマワリやサクラ、アジサイなどが細部にわたって描かれた絵手紙が目を引くほか、新元号の「令和」の書、桃太郎や白雪姫を題材としたアレンジ童話などもある。また、この1年に亡くなった患者2人の遺作も展示されている。

 作品とともに寝たきりのベッドで絵筆を動かす制作風景を撮影した写真も紹介しており、制作に全力を尽くす患者の熱意が伝わってくる。

 入場無料。10日まで。午前10時~午後6時。最終日は同4時まで。

 
 

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