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小田和正がサプライズ出演 スキマスイッチ「30年走り続けたい」 

カルチャー | 神奈川新聞 | 2017年8月9日(水) 10:32

スキマスイッチのライブにシークレット出演した小田和正(左)
スキマスイッチのライブにシークレット出演した小田和正(左)

 音楽ユニット「スキマスイッチ」が東京・中野サンプラザで7月24日に行ったライブに、横浜市出身の歌手・小田和正(69)がシークレットゲストとして登場した。鍵盤の常田真太郎(39)が「小田さんの曲で一番好き。一緒にやりたい」と「恋は大騒ぎ」をリクエスト。コーラス以外ではあまり歌わない常田が、ピアノを奏でながら小田と歌って会場を沸かせた。小田の大ヒット曲「ラブ・ストーリーは突然に」では、大橋卓弥(39)と小田が客席通路に下りるサプライズもあり、観客を熱狂させた。

 これまでセルフプロデュースで楽曲を世に送り出してきたスキマスイッチは自分たちの曲を、ほかのアーティストが手を入れたらどんな化学反応が起こるだろうと、最新アルバム「re:Action(リアクション)」で小田、奥田民生、KANら12アーティストに、「全力少年」などのリアレンジを依頼。4月からは、同作のプロデュースを務めた真心ブラザーズらと、ユニット史上初の対バン(競演)ツアーを全国で展開してきた。

 小田が制作に関わったのは、小田が2001年から毎年クリスマス前後に行っている音楽番組「クリスマスの約束」の中でスキマスイッチと初共作した「僕らなら」をモチーフに再構築した「君のとなり」。


 「ブラッシュアップできた」と胸を張る大橋に対し、「余計な口出しはしないように(二人を)泳がしておいた。言いたくてもずいぶん我慢した」と小田。歌詞を書き下ろした常田は、小田から一言一句に赤字修正があったと振り返り、「僕ら結構言われたけど、全然ダメだったんだ…」と嘆いていた。

 常田の鍵盤ハーモニカの音がぬくもりを感じさせる「君のとなり」は、恋人たちが肩を寄せ合う冬のラブソング。大橋の伸びやかな声に、透明感ある小田の声が重なり、夏の夜を澄んだ冬の空気に変えた。大橋は「小田さんの曲は一聴しただけで分かる。唯一無二の曲になった」と感謝していた。

 大橋は、小田との共演について「僕はいま39歳で、小田さんは69歳。30歳の年齢差がある。でもきょう、小田さんをステージに呼んだとき、聞いたことがない歓声を聞いて、小田さんを呼べたという、うれしさと悔しさがあった」。そして「僕が69歳になったとき、誰かのライブに呼ばれて同じ歓声を聞くことができたら、僕らが大切に届けたいと思って作っている音楽が間違っていないということだと思う。30年走り続けたい!」と未来を見据えた。

 常田は「一挙手一投足が人を引きつける。そんな人を間近で見ていたら、僕ら後輩が頑張らないなんて選択肢はない」と気を引き締めていた。


スキマスイッチの大橋卓弥
スキマスイッチの大橋卓弥

スキマスイッチの常田真太郎
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