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29日から舞台「グランギニョル」
濃密な世界観を具現化 吸血鬼演じる 染谷俊之 

カルチャー | 神奈川新聞 | 2017年7月20日(木) 12:48

「スタンディングオベーションなどお客さんのダイレクトな反応を目の当たりにすると頑張ってよかったと思う」と話す染谷俊之=東京都内
「スタンディングオベーションなどお客さんのダイレクトな反応を目の当たりにすると頑張ってよかったと思う」と話す染谷俊之=東京都内

 横浜市出身の俳優、染谷俊之(29)が29日から、「ヴァンプ」と呼ばれる吸血種を中心にした世界で不老不死の伝説を巡る争いを描く舞台「グランギニョル」に出演する。「ファンタジーながら一人一人の悩みや葛藤といったドラマもある。夏の思い出にぜひ見にきていただければ」と来場を呼びかけた。

 ヴァンプの中でも、特権階級の貴族として尊敬を集めるダリ・デリコを演じる染谷。吸血鬼について「いつか演じてみたいと思っていた」とほほ笑む。

 吸血鬼といっても、自らの渇きを満たすために人間を襲うといったこれまでの映画や小説での描かれ方とは少し違う。人間とは不可侵条約を結んでおり、日の光も平気。なにより不老不死の存在ではない。

 永遠の命を持つという原初の吸血種「TRUMP」に憧れる一部のヴァンプたちが暗躍し、大きな陰謀に立ち向かっていくデリコの姿が描かれている。

 劇作家の末満健一が、ライフワークとして2009年から手掛けているTRUMPシリーズの一端で、濃密な世界観が確立されている。1万3千枚を超えるチケットが即完売するなど、ファン待望の舞台だ。

 カリスマ性のあるダリを演じるにあたり、「シリーズのファンの皆さんの期待に応えたい思いと、それにとらわれたくないとの気持ちもある」と明かす。

 綿密に錬られた世界ならではで「この世界を熟知していないと演じきれない難しさはある。専門用語も多いが、初めて見る方にも親切で、必ず説明するせりふがあるので」と笑う。

 個性豊かな俳優たちとのぶつかり合いも魅力だという。「ダリのライバルで、同じ貴族として唯一分かり合える存在でもあるゲルハルトを演じる三浦涼介さんが、僕が思っていたより相当上回ってこられて、わくわくした」
 漫画やアニメを舞台化したいわゆる2・5次元の作品に多く出演し、絶大な支持を得ている。ファンの間では「そめさま」の愛称があり「“さま”なんて全然そんな感じじゃないんですが」と照れながらも喜ぶ。

 横浜で生まれ育ち、金沢区並木で小学生時代を過ごした。「電線も地下にあって、きれいな街並みでしたね。団地に住んでいたので『何棟の子?』って言い合いながら、子ども同士でのびのびと遊んでいた」

 大学では教職を目指していたが、母の勧めで芸能界へ。舞台をはじめ映画、声優など幅広く活躍している。「サイコパスなど悪役もやってみたい」との抱負を語る。

 「舞台上では僕らがしっかりファンタジーの世界を具現化しているので、こういう世界があったら面白そうだなと、のぞき込む感じで楽しんでほしい」

 「グランギニョル」は東京・サンシャイン劇場で29日~8月6日、大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで8月18~20日。全席指定7800円。当日券の発売を検討中。問い合わせはワタナベエンターテインメント電話03(5410)1885(平日午前11時~午後6時)。

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