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人との出会いで輝く姿を カラーオブライフ主演の東啓介

カルチャー | 神奈川新聞 | 2019年3月22日(金) 13:12


 米ニューヨークのオフ・オフ・ブロードウェーの国際演劇祭で最優秀ミュージカル賞などを受賞したミュージカル「Color of Life(カラーオブライフ)」が4月26日、相模女子大学グリーンホール(相模原市南区)で上演される。主演する東(ひがし)啓介(23)は「人との出会いによって輝く姿を見てほしい」と話す。

 東日本大震災のショックから絵を描けなくなった画家、和也と、ニューヨークで女優の夢を追う同性愛者のレイチェルの出会いを通して、大切だと思える他者の存在によって自分自身を見つめ、困難な状況を乗り越えていく姿が描かれる。

 東は「祖父が画家で絵には親しんできたが、まさか画家役を演じることになるとは」とほほ笑む。

 レイチェルは同性の恋人と死別して失意の底にいたが、ニューヨークで一緒に暮らし始めた和也を愛するようになる。

 「同性愛に関して偏見はなく、すんなり作品に入ることができた。当事者から見たら、異性を愛するようになることに賛否両論あるかもしれないが、今だからこそできるテーマ」

 愛し合う二人だが、レイチェルは同性愛者であることを和也に告白できずにいる。一方の和也は、何かあることを感じながらも、再び絵筆を執り、目に映る物をカラフルに描き出す。

 「相手のことが大切だから、幸せだから、隠している。告白された和也がどう思うかは見どころ。大切な人がいることで人は変われるし、その人のために何かしたいという気持ちが起こる。二人の出会いから起こる奇跡を見てほしい」

 レイチェル役の青野紗穂は、ニューヨークのアポロ・シアターで出演経験がある。「アメリカで女優をやる点でリンクする思いがあるのでは。元気ですぐに人と仲良くなれる青野さんは、レイチェルらしい」

 11月にはミュージカル「ダンス・オブ・ヴァンパイア」に出演予定で、目標としていた帝国劇場の舞台に立つ。「思っていたより早く実現して、うれしさと同時にプレッシャーを感じる」と気を引き締めている。

●4月26日午後2時開演。全席指定6千円。5月1~27日は東京・DDD青山クロスシアターで公演。問い合わせはワタナベエンターテインメントTEL03(5410)1885(平日午前11時~午後6時)。

 
 

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