船乗りたちが世界各地で見た船や港町の風景や出会った人たちを紹介する写真展「波涛(はとう)を越えて」が16日、横浜・みなとみらい21地区の日本丸メモリアルパーク(横浜市西区)で始まった。19日まで。
海の大切さや自然の素晴らしさを知ってもらおうと実行委員会が主催。神奈川新聞社などが後援している。今年で29回目で、保存・公開されている帆船日本丸を囲むように80点を展示している。
航海中の貨物船のブリッジから見える夜明けの一瞬や、アジアの港町で小舟に乗る子どもの笑顔など、船乗りならではの写真が並ぶ。太平洋を帆走中の練習帆船をマストに登って撮影した実習生の作品も。東京湾水先区水先人会の山崎正敏会長は「いずれも力作ぞろいで見応えがある」と話していた。
午前10時から午後5時(最終日は同4時)まで。入場無料。期間中の問い合わせは、実行委電話080(4183)3022。