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神奈川の山の魅力知って 月に1度「山ガール」向け講座

カルチャー | 神奈川新聞 | 2017年7月3日(月) 17:55

講師の小日向孝夫さん
講師の小日向孝夫さん

 山や自然などアウトドアに関する雑誌を出版している「山と渓谷社」で編集長を歴任し、「日本山岳ガイド協会」の認定ガイドの資格を持つ、山のスペシャリスト・小日向孝夫さんによる講習会「山女子クラブ」が、大型商業施設「ららぽーと湘南平塚」内の靴店「KEENガラージ」で月に1度行われている。 講座は初心者向けで、「登山計画の立て方」など座学と、机上講習で学んだことを実践する実地講習が別日に設けられており、1人で参加する人も多い。

 「2009年に『山ガール』という言葉が生まれ、健康や美容、自然回帰を求めて、女性の登山者が増えた」と小日向さん。「昔は、登山をしたらそのまま帰る人が多かったが、いまは帰りに温泉に行くなど、レジャーの中のひとつの目的として登山がある」と変化を語る。

 小日向さんは「遭難する原因の50パーセントは、道に迷うこと。リスクマネジメントを行うことが大切」と力説。6月の講座ではGPS(全地球測位システム)が使えない場所でも地図を読めるよう、コンパスの使い方、天気図の読み方を説明すると、参加者は初めて見るコンパスを手に、真剣な表情で地図の記号などを読み解いた。

 逗子市の河内洋恵さんは、「わたしは山に登ることが目的ではなく、写真撮影が好きで、自然や動物など撮りたいものが山にあった」と参加理由を説明。小日向さんは「神奈川県は海のイメージが強いけれど、魅力的な山がたくさんある。丹沢の頂上から見る江の島は絶景。地球は丸いということが分かります。味わうとはまってしまうはず」と魅力を語った。

 次回の座学講座は5日午後7時半からで「山の装備」を学ぶ。参加費は1000円。実地は8日午前9時に、小田急線伊勢原駅改札に集合し、丹沢と大山方面に向かう。参加費は6000円。机上参加者は1000円引きで、当日はKEENの運動靴「テラドーラ」を無料で利用できる。問い合わせは、山女子クラブ:電話090-4675-8503へ。




受講者はコンパスを手に、地図の読み方を学んでいた
受講者はコンパスを手に、地図の読み方を学んでいた
 
 

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