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観光客らの笑顔が浮世絵に 横浜

カルチャー | 神奈川新聞 | 2019年1月19日(土) 17:00

開港期の新港地区周辺を描いた横浜浮世絵を再現したモザイクアート作品=横浜市中区
開港期の新港地区周辺を描いた横浜浮世絵を再現したモザイクアート作品=横浜市中区

 横浜市立大学の学生が約千枚の写真を使い、開港期の横浜浮世絵を再現したモザイクアート作品が19日、同市中区の商業施設・横浜ワールドポーターズにお目見えした。同施設を訪れた観光客らの笑顔の写真でデザインし、同施設が立地する新港地区の歴史に関心を持ってもらいたい考えだ。

 作品は、同地区の歴史承継に取り組む市大国際総合科学部の中條祐介教授のゼミ生33人が同施設の協力を得て制作した。

 明治期に活躍した3代歌川広重の横浜浮世絵「横浜波止場ヨリ海岸通異人館之真図」をモチーフに、1005枚の写真を利用し、高さ1・8メートル、幅2・7メートルの作品に仕上げた。

 写真はゼミ生が、ハロウィーンや国際クルーズ船の入港でにぎわった昨年10月下旬に撮影。「歴史に関心を持ってもらうには絵や写真が効果的と考えた」と3年の千島芽依さん(21)。中條教授は「(撮影協力者らに)完成した作品を見るために再訪してもらい、地域活性化に貢献するのが狙い」と説明する。

 川崎市幸区の主婦小林由紀子さん(39)は「来街者の楽しそうな様子が伝わってくる」と話し、作品に近づいたり離れたりしながら見入っていた。作品は来月24日まで、5階レストラン「L.A.S.T」前に飾られる(来月5日は休館)。

 
 

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