新しい日野美歌を感じて 25日、逗子で記念ライブ
カルチャー | 神奈川新聞 | 2017年6月15日(木) 19:42

今年4月、デビュー35周年を迎えた日野美歌(横浜市在住)が25日、出身地の鎌倉から近い逗子で記念のライブを行う。
逗子や江の島は、子どものころ父が運転するバイクに乗って、歌いながらよく通ったという思い出の地。「波音と夕日を眺めながら、ゆったりとした時間が流れる空間が自分らしい」と、偶然見つけたビーチハウスを会場に選んだ。
1982年にリリースした「氷雨」の大ヒット以降も、抜群の歌唱力で演歌や歌謡曲のみならず、ジャズシンガーとしても活躍してきた。ジャンルにとらわれない音楽活動を始めて10年余り。「氷雨」はボサノバ風にアレンジし、ライブのテーマでもある“海の匂い”のする楽曲と合わせて披露する。
2003年から「歌凜(かりん)」の名で詞も書いている。7月に発売するニューシングル「いのりうた」では、作詞・作曲を担当。新曲にも「夜の海」という歌詞が出てくる。
「今も港が近い横浜暮らし。“海の匂い”は懐かしくもあり日常でもある。私の作品づくりにつながっています」
海を望む屋外ならではの開放感あるステージには、タヒチアンダンサーやボサノババンドが駆けつけ、ライブを盛り上げる予定だ。
「演歌ではない、新しい日野美歌を感じてもらえたら、うれしい。思い出の一部になるようお客さんと一緒に楽しみたい」と意気込んでいる。
※25日午後3時45分開場。ボサノババンドなどのステージ後、同5時半開演。会場はカフェ&ダイニング「surfers ZUSHI」(逗子市新宿5の822の2)。4千円(当日4500円、いずれも立ち見席)。1人1品以上、飲食のオーダーが必要。問い合わせはヨコハマ・シャッフル☎090(2220)4218。