才能ある若いオペラ歌手の発掘や育成を目的に、2年に1度開催される第17回世界オペラ歌唱コンクール「新しい声2017」のオーディションが5月6、7の両日、横須賀市本町のよこすか芸術劇場で開かれる。ドイツのベルテルスマン財団と横須賀芸術文化財団が主催し、国内外の101人が出場。両日とも一般に無料公開される。
オーディションには日本国内だけでなく、韓国、中国、台湾、マレーシア、タイからも参加。女性は28歳、男性は30歳までの若手で、課題曲として与えられた365曲から5曲を登録し、そのうちの1曲を披露。その場の審査員の指示で、さらに別の曲を歌う場合もある。
通過者は数人ほどという狭き門。審査は正午開始で午後6時半ごろまで。未就学児は入場できない。
予選は横須賀のほか、米国やヨーロッパなど世界23都市で実施。通過者約45人が10月にドイツで行われる本選に出場し、予選を経て9人ほどが決勝に進出する。
問い合わせは、横須賀芸術文化財団電話046(828)1602。