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あふれる愛を伝えたい 八代亜紀デビュー50周年

芸能 | 神奈川新聞 | 2020年4月15日(水) 19:16

画家としての顔も持ち、仏の芸術アカデミー「ル・サロン」の永久会員でもある。「絵と歌は私の両輪。都内の自宅だと、朝まで絵を描いてしまう」ことから箱根にアトリエを設けた。「足柄山を見ながら温泉にも入れて最高の環境。とても気に入っています」=東京都内(撮影・花輪久)
画家としての顔も持ち、仏の芸術アカデミー「ル・サロン」の永久会員でもある。「絵と歌は私の両輪。都内の自宅だと、朝まで絵を描いてしまう」ことから箱根にアトリエを設けた。「足柄山を見ながら温泉にも入れて最高の環境。とても気に入っています」=東京都内(撮影・花輪久)

 歌手の八代亜紀がデビュー50周年を迎えた。「演歌の女王」のイメージが強いが、2010年代にはジャズやブルースの作品を発表、ニューヨークでジャズライブも行った。若い世代の歌手との共演も多く、昨年からは音楽番組の司会にも挑戦。3月には50周年を記念した新曲を発表するなど精力的な活動を続ける。「いろいろ苦労もしたけれど、たくさんの愛情に支えられて今がある」と振り返る。

 デビュー直後はなかなかヒット作に恵まれず、レコードを詰めたトランクを持って全国を回る日々が続いた。「握手をした手がマメだらけだったことに気付いて、黙って温かいお絞りを手渡してくれたお客さんや、満員電車のボックス席で、足を投げ出して眠りこけているのをそっと見守ってくれた方々のことを思うと今でも心が温かくなります」と懐かしそうにほほ笑む。

 プロとしての意地をかけて挑んだ番組「全日本歌謡選手権」で10週勝ち抜きグランドチャンピオンとなった1972年ごろから、車内で歌を聴いたトラック運転手のファンが増加。番組収録会場のホールには、八代の装飾を施した〝デコトラ〟が押し寄せたという。「今はその2世世代が応援してくれて、おやじのマドンナは僕にとってもマドンナですと言ってくれるの。幸せですよね」と目を細める。

 79年、初めて男心を歌った「舟唄」で紅白歌合戦の大トリを務め、翌年発表の「雨の慕情」では日本レコード大賞を受賞した。「どの曲が大賞を取っても不思議ではない激戦の年に受賞できたのは私の誇り。雨を見ながら『あの人帰ってこないかしら』と何日も待つような経験はないけれど、阿久悠先生が私のために作ってくれた大切な曲です」


新作「明日に生きる愛の歌/ワタシウタ」(1,320円)には「舟唄」のピアノ・バラードバージョンも収録されている
新作「明日に生きる愛の歌/ワタシウタ」(1,320円)には「舟唄」のピアノ・バラードバージョンも収録されている

 新曲の「明日に生きる愛の歌」は、前を向いて生きる勇気をくれるような、明るい旋律が印象的だ。「信じた道で頑張っていれば、誰かが手を差し伸べてくれる。それを若い人たちに堂々と伝えられる年齢になったことが、今とてもうれしいんです」と歌に込めたメッセージについて語る。「ワタシウタ」はこれまでの自身のヒット曲のタイトルが連なったユニークな歌詞だ。「歌う時には、それぞれの曲に特徴的なアクションも付けている。それも楽しんでほしいですね」

 出演中のテレビやラジオでは、自然体で柔らかい雰囲気が視聴者やリスナー、ゲストを魅了。ラジオ日本で出演中の番組は2009年からの長寿番組で、八代の朗らかなおしゃべりと美しい歌声が心を落ち着かせてくれる。「今は新型コロナウイルスでみんなが傷ついている。そんな中でも家で楽しめるように、テレビやラジオで、たくさんいい歌を届けていきます。みんなで支え合って、また立ち上がれるように力を合わせていきましょう」と力を込めた。

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