横浜美術館が開館30周年、ヨコハマ映画祭が40回の節目を迎え、県内文化の充実が感じられる1年となった。一方、「あいちトリエンナーレ」についての黒岩祐治知事の発言に市民団体が抗議文を提出したり、「KAWASAKIしんゆり映画祭」で慰安婦問題をテーマにした映画の上映に市が懸念を表明したりと、県内でも表現の自由に関する議論が起きた。(3/6)

4月から横浜能楽堂(横浜市西区)で、毎月1回、狂言方大蔵流の山本東次郎が「東次郎 家伝十二番」と題した狂言プログラムを開始。7月、昨年亡くなった落語家、桂歌丸の一周忌追善公演が三吉演芸場(同市南区)で開催され、5人の弟子が落語を披露し、師匠を偲んだ。10月、横浜生まれの講談師・宝井琴柑(きんかん)が真打ちに昇進。五代目宝井琴鶴(きんかく)を襲名した。