【2021年10月8日紙面掲載】
親友に支えられながら末期がんの妻をみとった男性のエッセーを映画化。過酷な闘病生活や醜い感情も誠実に物語ることで、家族や友人の深い絆を描ききった。
米国でジャーナリストとして活躍するマット(ケイシー・アフレック)と妻のニコルは2人の幼い娘を育てながら忙しい日々を送っていた。
しかしニコルが末期がんの宣告を受け、家族の生活は一変。夫婦の親友・デイン(ジェイソン・シーゲル)は事情を知って駆けつける。ガブリエラ・カウパースウェイト監督。2時間6分。横浜ブルク13などで15日から上映。
!…時系列がややわかりづらいが、俳優陣の繊細な演技が雄弁で胸に迫る。