【2021年9月24日紙面掲載】
1962年、米ソの対立により世界が核戦争の脅威にさらされた「キューバ危機」の舞台裏で、実際に繰り広げられた諜報(ちょうほう)戦を描いたスパイ・サスペンス。
東欧に出張する無害なビジネスマンとして、情報機関に目を付けられた英国人セールスマンのウィン(ベネディクト・カンバーバッチ)。モスクワに赴き、ソ連のペンコフスキー大佐(メラーブ・ニニッゼ)から軍事機密を受け取ってくるように依頼される。
名優同士の化学反応が見どころだ。ドミニク・クック監督。1時間52分。TOHOシネマズ上大岡などで23日から上映。
!…ごく普通の会社員が世界平和のために過酷な運命にさらされる姿が胸に迫る。