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【シネマ散歩】
【先生、私の隣に座っていただけませんか?】夫婦映画の快作

芸能 | 神奈川新聞 | 2021年9月3日(金) 05:00

 10日から横浜ブルク13などで上映。

 結婚5年目を迎えた漫画家の夫婦を主人公に、不倫を巡る男女の関係性をユーモラスに描く。

 妻・佐和子(黒木華=写真右)は連載が途切れない人気漫画家だが、夫の俊夫(柄本佑=同左)は4年以上自作を描かず、妻のアシスタントに徹している。

 ある日、何げなく手にした、新作と思われる佐和子の下書き(ネーム)には、自分たちとよく似た夫婦の姿が。しかも、佐和子の編集担当者・千佳(奈緒)と俊夫のキスシーンという、身に覚えのある場面が描かれていた。

 「不倫がばれたのかも」とおびえる俊夫だが、何も聞けずにいるうちにネームは毎日進んでいく。やがて、自動車教習所に通い始めた佐和子と若くハンサムな指導教員(金子大地)との恋愛が、みずみずしく描かれるように。まさか、佐和子が不倫?

 現実パートとネームの再現部分が交錯し、どこまでが真実なのか、と時に曖昧な描写で、物語に引き込む。

 不倫の露見を恐れつつも、妻の不倫には嫉妬心を隠せない俊夫。憎みきれないダメ男ぶりで演じる柄本がいい。

 不倫が似つかわしくない清廉潔白なイメージのある黒木だけに、ネームに描かれているのは本当のことなのか、いやいや佐和子の妄想じゃないの、と俊夫と一緒に観客も振り回される。最後の最後まで、だまし具合が面白い。

 監督・脚本/堀江貴大
 製作/日本、1時間59分

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