【2021年7月9日紙面掲載】
1990年代に韓国で進んだ社会のグローバル化や企業による汚水流出事件といった実話を基に、大企業で働く高卒の女性たちの挫折と活躍を痛快に描く。
95年のソウル。サムジン電子で働くジャヨン、ユナ、ボラムは能力が高いにもかかわらず、高卒のため補助的な仕事しか与えられずにいた。
自社工場での汚染水の放出に気付いたジャヨンだが、会社は隠蔽(いんぺい)。3人は黒幕を探り出そうとするが二転三転する。
イ・ジョンピル監督。1時間50分。シネマート新宿で9日から、横浜のシネマ・ジャック&ベティで31日から上映。
!…15年前「グエムル 漢江の怪物」で中学生を演じたコ・アソンが、ジャヨンを好演。