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【MOVIE EYES】
【狼をさがして】加害責任を問うた若者たち

芸能 | 神奈川新聞 | 2021年4月23日(金) 16:19

【2021年4月23日紙面掲載】

 1974年、連続企業爆破事件によって注目を浴びた日本の若者たちがいた。

 「東アジア反日武装戦線」や「狼」などを名乗り、朝鮮をはじめ、台湾や東南アジア、アイヌ、沖縄を植民地として侵略し、戦後の繁栄がその上に成り立っているとして、日本の加害責任を社会に訴えようとした。

 そんな彼らもビル爆破によって多くの人々を殺傷し、皮肉にも加害者となり自身の罪に向き合う。韓国のキム・ミレ監督が、被害者ではなく加害の立場から問われた「反日」思想を丹念に追う。

 1時間14分。横浜シネマリンで24日から上映。

!…現在も収監中や逃走中のメンバーがおり、知らない過去の事とは済まされない。

【SNS-少女たちの10日間-】子どもが直面する危険

【2021年4月23日紙面掲載】

 ネット上の児童虐待をテーマに、ドキュメンタリーの手法で製作されたチェコの作品。

 幼い顔立ちの女性3人が12歳になりきり、スタジオに組んだ各自の部屋で偽のアカウントを公開し、10日間24時間待機。期間中2458人の成人男性が連絡を取ってきた。

 顔が見える通話では自身の性器を見せるなどみだらな行為に。好奇心を持つ子どももいるだろうが、服を脱げなどの脅迫に応じて危険な目に遭うのが実態だ。

 監督はバーラ・ハルポバー、ビート・クルサーク。1時間44分。横浜のシネマ・ジャック&ベティで23日から上映。

!…あまりのことに気持ち悪くなった。少年たちも同様の危険にさらされている。

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