23日から109シネマズ港北などで上映。「るろうに剣心 最終章 The Beginning」は6月4日から上映。
2012年公開の実写版1作目から全3作が大ヒットを記録した「るろうに剣心」シリーズ。完結となる「最終章」の2部作「The Final」「The Beginning」が相次いで上映される。
幕末、誰もが平和に暮らせる新時代のために、「人斬り抜刀斎」として多くの人をあやめた緋村剣心(佐藤健=写真)。維新後の世では人を守ることに懸命な姿が、剣心が身を寄せる神谷道場の薫(武井咲)をはじめ、多彩な登場人物を交えて描かれてきた。
「The Final」では、剣心の最後の敵となる雪代縁(えにし)(新田真剣佑)が登場。東京の町を破壊し、剣心が関わる全てを奪うと宣言する。
さらに、剣心が斬殺した妻・巴(ともえ)(有村架純)の存在が明かされ、剣心が「不殺(ころさず)の誓い」を立てた過去へと話がつながっていく。
スピード感のある斬新な戦闘シーンはシリーズの見どころだ。今作でも明治12年の横浜駅をイメージした冒頭シーンから、迫力あるアクションが展開する。洗練された動きが美しい剣心と、体幹を生かしてダイナミックに動く縁の対決シーンには圧倒される。
過去にさかのぼり、剣心の頰に刻まれた十字傷の謎に迫る「The Beginning」では、幕末の動乱を舞台に人斬りとして生きる剣心が、重厚感のある画面で描かれている。
監督/大友啓史
製作/日本、2時間18分