「ひょっこりひょうたん島」などの作品で知られる人形劇団ひとみ座(川崎市中原区)の舞台「弥次さん喜多さんトンちんカン珍道中」(脚本・佃典彦)が27日、ヨコスカ・ベイサイド・ポケット(横須賀市)で上演される。
江戸時代後期の長編「東海道中膝栗毛」シリーズの一環。まんじゅうの大食い大会で起こした失敗から江戸を追われた弥次さんと喜多さんが、行く先々で直面する大騒動を描く。人形芝居をはじめ、講談や太鼓、笛、三味線、皿回しなど多彩な表現で魅せるどたばた喜劇だ。
子どもたちは愛らしく動く人形に喜び、保護者にとっては親子の思い出作りに、祖父母は昔懐かしさを覚えられる作品として愛される一作。主催する横須賀芸術文化財団は「3世代がそれぞの目的で楽しむことができる舞台」と来場を呼び掛ける。
ひとみ座も「ゆるりとした芝居なので、ゆったりと長い目でおじさん2人を見てあげてください」とコメントしている。(服部 エレン)
午前11時・午後2時開演。大人2500円、子ども1200円。問い合わせは横須賀芸術劇場電話予約センター、電話046(823)9999。
人形劇団ひとみ座の舞台 27日、横須賀で上演
「弥次さん喜多さんトンちんカン珍道中」に登場する人形と一場面 [写真番号:546243]
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