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3月20日、神奈川フィル定期演奏会
テーマは「レ・ミゼラブル」 オペラ歌手の青木エマら登場

芸能 | 神奈川新聞 | 2021年2月24日(水) 16:47

音楽劇の構成・台本を手掛けたのは田尾下哲。「歌手の持ち味を引き出してくれる素晴らしい演出家です」と2人も信頼を寄せる=東京都内(撮影・立石祐志)

 3月20日、神奈川フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会にオペラ歌手の青木エマと加耒(かく)徹が登場する。今回の演奏会のテーマは「レ・ミゼラブル」。世界中で愛される名作に挑む2人に、ステージにかける意気込みを聞いた。

 2人が登場するのは「音楽劇による『レ・ミゼラブル(ビクトル・ユゴー原作)』~若者たちの60分のレ・ミゼ~」と題した音楽劇。ミュージカル「レ・ミゼラブル」の音楽の一部と、ほかのオペラ音楽を組み合わせたオリジナルの構成で、主人公ジャン・バルジャンと彼を取り巻く若者たちが、それぞれの生きざまや愛を歌い上げる。

 青木と加耒が演じるのはコゼットとマリウス。若い恋人たちのときめきを歌う「ア・ハート・フル・オブ・ラブ」などを披露する。ともに第一線で活躍する2人だが、共演は初めてだという。「加耒さんとの初共演がミュージカル曲だとは思いませんでしたが、とても楽しみ」と笑顔を見せる青木。オペラ作品ではズボン役(少年や青年の役)を演じる機会が多く、愛らしいコゼットの役に当初は戸惑ったが、今は新鮮な気持ちで作品に取り組んでいるという。「自分のコンサートでレ・ミゼの曲を歌うときはコゼットの母親・ファンティーヌの『夢やぶれて』などを歌うことが多かったのですが、コゼットが歌う曲は音域が高く、クラシック音楽の歌手としても歌いやすいことを発見しました」

 ミュージカルは「スウィーニー・トッド」などダークな作品を好むという加耒も「レ・ミゼの音楽はとても緻密でクラシック音楽的な要素がある」と声を合わせる。「『ワン・デイ・モア』などは登場人物がそれぞれの心情に合わせたバラバラの歌詞を歌っていても一つの楽曲として完成されている。『民衆の歌』は横浜F・マリノスの応援歌としても定着しているし、今後も長く歌い継がれる名作ミュージカルだと思います」

 神奈川フィルの常任指揮者・川瀬賢太郎が「ミュージカルを通してオーケストラの魅力を伝えたい」との思いを込めた今回のプログラム。サッカーファンとしても川瀬と親交を重ねている加耒は「川瀬さんらしい、人間味あふれるエネルギッシュなコンサートになると思う」と期待を寄せる。

 演奏会の前半ではレ・ミゼラブルにちなんだ楽曲が披露されるが、加耒が「特に楽しみ」と目を輝かせるのはベートーベンの「ウェリントンの勝利」。激動の時代のヨーロッパがテーマの力強い曲で「神奈川フィルの打楽器陣の活躍が見られると思います」。

 同じく前半のプログラムの中で「演奏頻度は高くないが心をつかまれる名曲」と青木が力説するのはベルディのオペラ「運命の力」序曲。コロナ禍で多くの人が困難を感じている今だからこそ、生の音楽の魅力を伝えたい、と力を込める。「ミュージカルファン、オペラ・クラシック音楽ファンがその垣根を越えて、両方の魅力を感じられる公演にできるよう、心を込めて演奏したいと思っています」

「定期演奏会 県民名曲シリーズ第10回」
 県民ホール、3月20日午後3時開演。全席指定、S席6千円など。問い合わせは神奈川フィル事務局、電話045(226)5045。

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