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振付家、ダンサーの梅田宏明 横浜ダンスコレクションに登場

芸能 | 神奈川新聞 | 2021年2月12日(金) 13:54

演目「while going to a condition」から(撮影・S20)

 世界を股に掛けて活躍する振付家、ダンサーの梅田宏明が13、14の両日、開催中の「横浜ダンスコレクション」(横浜市芸術文化振興財団主催)のステージに立つ。演目は「while going to a condition」。ダンスコレクションをきっかけにキャリアが開けた代表作を、19年ぶりに横浜で披露する。

 ダンスコレクションは1996年、国際的な振り付けコンクールのプラットフォームとしてその幕を開けた。これまでに600組以上の振付家が参加し、ダンサーらが新たな表現の可能性に挑む場として注目を集めている。

 77年生まれの梅田は、大学で写真学を専攻した後に「自らが望む表現に適した芸術形態」を模索しようとダンスの道へと進んだ。ヒップホップやバレエ、パントマイムなどを学ぶも、いずれも長くは続かなかった。「ある種のスタイルが決まっていて、自分が思う表現とは趣が異なると感じたんです」

 以来、「ビジュアルアーティスト」としての横顔も持つ梅田は光や音、映像と身体を融合させた作風を追求しつつ、独自の身体表現を確立していく。「物事を考え、選択する時に信じるものが自分の身体感覚」と捉え、そこに生まれる「感情になる前の感情」を作品にしようと創作を続けているという。

19年ぶりに横浜で代表作を披露する梅田宏明(撮影・Aya Tarumi)

 26回目となる今年のダンスコレクションは「一度生み出された作品がどのような成長を遂げるか」をテーマに、再演の重要性をコンセプトに掲げている。その一環でプログラムに組み込まれたのが梅田の「while─」。2002年のダンスコレクションで発表した本作はディレクターに高く評価され、フランスでの上演にもつながった。

 現地でも「独創的で将来性のある若いアーティスト」と絶賛され、世界各地から公演依頼を受けるようになる。振り付け、音響、映像、照明の全てを1人で手掛ける多才ぶりを発揮し、40カ国、150を超える都市で自作を披露してきた。

 「ここから僕のキャリアが始まったと言っても過言ではない」とダンスコレクションに謝意を表する梅田は「(コロナ禍で)アーティストが苦しい状況にある中、原点の場所で公演ができることに特別な思いがあります」と感慨深げに語る。

 「見た人が何かを感じ取り、その人の人生につながるものがあればいい」。芸術に造詣が深くなくても感動できる、そんな作品を創造することが自身の原動力であり続けている。

 再演する「while─」について「若い時につくった作品なので優しい目で見てほしい」と笑いながらも、空間そのものを体感してほしいと言葉を続けた。

 「僕の作品はストーリーや直接的なメッセージがあるわけではない。ダンスの知識の有無にかかわらず、そこに生まれる『現象』の中に身を置いて自分の身体が変化する。そんな体験をするものとして見てもらえたらうれしいです」

 ダンスコレクションは21日まで横浜市内の会場で開催。「while─」は13日午後6時、14日同3時に横浜赤レンガ倉庫1号館(横浜市中区)で上演する。料金や他の上演作品の詳細はホームページで。問い合わせは横浜赤レンガ倉庫1号館、電話045(211)1515。

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