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【シネマ散歩】
【ある人質 生還までの398日】息子を思う家族の執念

芸能 | 神奈川新聞 | 2021年2月12日(金) 13:50

 19日からイオンシネマ茅ケ崎などで上映。

 内戦中のシリアで13カ月にわたりIS(イスラム国)に拘束されたデンマークの写真家、ダニエル・リューの実話を基に映画化。主人公の絶望、家族や交渉人の奔走、残忍なテロリストの姿をリアルに描き、戦争報道にまつわる多角的な視座を提示している。

 デンマークの体操選手として活躍していたダニエル(エスベン・スメド)=写真=はけがで選手生命を絶たれ、写真家になるための勉強を始める。戦場カメラマンの助手としてソマリアを訪れた彼は、サッカーに興じる子どもたちの笑顔に心を動かされ、戦争の中の日常を世界に伝えることを決意した。

 2013年、彼はシリアの非戦闘地域を訪れるが、現地の情勢が急変しISに拘束されてしまう。拷問と飢えに苦しむダニエルだったが、同じく監禁されていた米国人ジャーナリストのジェームズと心を通わせるようになる。

 テロリストはデンマーク政府に多額の身代金を要求。しかし「テロリストと交渉はしない」という政府の姿勢はかたくなで、ダニエルの家族は身代金を用意するために奔走する。

 オレンジ色の囚人服を着せられた人質に覆面の男が刃物を突き付けるニュース映像は当時も強烈だったが、当事者の目線から状況を描写することで、その恐怖感が胸に迫る。人質たちは自国の対応によってさまざまな結末を迎えるが、家族への思いは世界共通であることを痛感する。

監督/ニールス・アルデン・オプレブ
製作/デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、2時間18分

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