1. ホーム
  2. ニュース
  3. カルチャー
  4. 芸能
  5. 【 KCIA 南山の部長たち 】大統領暗殺事件を検証

【シネマ散歩】
【 KCIA 南山の部長たち 】大統領暗殺事件を検証

芸能 | 神奈川新聞 | 2021年1月22日(金) 10:00

 22日から横浜ブルク13と川崎チネチッタで上映中。

 KCIAとは、韓国中央情報部の通称。1961年の軍事クーデター直後に設立された大統領直属の情報機関で、本部の所在地にちなんで「南山(ナムサン)」とも呼ばれた。同クーデターによって政権を握ったのが朴正煕(パク・チョンヒ)大統領だ。KCIAは朴政権の中心部であり、対立する者を拉致し、拷問や殺害も行う恐怖の存在だった。

 79年10月26日、KCIAのトップに立つ金載圭(キム・ジェギュ)部長が朴大統領を射殺し、世界中に衝撃を与えた。本作はこの暗殺事件に迫るノンフィクションを元に事件前の40日間を掘り下げて描き、事件の真相に肉薄している。

 共にクーデターを起こし、忠誠を誓った大統領をなぜ殺害したのか。国の将来を思う心と大統領への崇拝、自らの野心の間で揺れ動く金部長の心理を丁寧に追う。抑えた表情で葛藤を見事に表現するイ・ビョンホン=写真=の演技に、思わず引き込まれる。

 18年もの間、権力にしがみつき、政治的判断が狂っていく朴大統領にイ・ソンミン、米国に亡命し、大統領を告発して生き残りを図るKCIA元部長にクァク・ドウォン、金部長を敵対視し、失脚を画策する警護室長にイ・ヒジュン、と演技派俳優がそろい、重厚な人間ドラマを堪能できる。

 大統領暗殺後も続いた軍事政権と民主化運動の闘いは近年、「タクシー運転手」など映画化が続き、検証が進んでいる。

監督/ウ・ミンホ
製作/韓国、1時間54分

シネマパラダイスに関するその他のニュース

芸能に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

カルチャーに関するその他のニュース

アクセスランキング