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横浜MMホール
複数のスピーカー使い「無人オーケストラコンサート」

芸能 | 神奈川新聞 | 2020年12月17日(木) 18:48

椅子は神奈川フィルの担当者が通常通りに配置してから微調整を行った

 横浜みなとみらいホール(横浜市西区)で9日、複数のスピーカーを使ってオーケストラの演奏を再現する催し「無人オーケストラコンサート」が開催された。オンライン上で音楽家のパフォーマンスを楽しめる催し「横浜WEBステージ」の一環。200人の参加者が臨場感のある音響を体感した。

 神奈川フィルハーモニー管弦楽団が演奏するベートーベンの交響曲第5番や、オペラ「カルメン」の前奏曲などを、演奏者それぞれの位置にマイクを設置して事前に収録。その音源を、演奏者の位置に置いた69台のスピーカーから出力し、リアルなオーケストラの音を再現した。楽器の大きさや構造に合わせてスピーカーの位置や大きさ、音の出るタイミングを細かく調整、客席で聴いた時に美しいハーモニーが届くよう工夫したという。

 参加者たちは、普段は上がることができないステージ上でもオーケストラのサウンドを体験。指揮者の感覚が味わえる指揮台や、震動が伝わる打楽器の位置など、思い思いの場所で音楽を楽しんだ。ろう学校の生徒20人も招待され、膨らませた風船を抱えて音の響きを体験した。

左から新井館長、横浜WEBステージクリエイティブ・ディレクターの田村吾郎、川瀬賢太郎、ヤマハの奥村啓

 8日に開催された、メディア向けの発表会に出席した神奈川フィル常任指揮者の川瀬賢太郎は「自分が指揮するオーケストラの音を、客席で聴くという初めての体験ができた。意外とイケてるな、と思うと同時に、もっと良い演奏をするためのヒントを得られた」と感想を述べた。同ホールの新井鷗子館長は「演奏者が密になりがちなオーケストラピットなどで活用すれば新型コロナウイルス感染予防にもつながる。来年1月からの長期休館中は、別の場所でこのホールの響きを体験してもらう『移動形横浜みなとみらいホール』を展開していきたい」と今後の展望を語った。

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