1. ホーム
  2. ニュース
  3. カルチャー
  4. 芸能
  5. 【82年生まれ、キム・ジヨン】 女性差別描き 多くの共感

【シネマ散歩】
【82年生まれ、キム・ジヨン】 女性差別描き 多くの共感

芸能 | 神奈川新聞 | 2020年10月9日(金) 17:26

 9日から横浜ブルク13などで上映中。

 1982年生まれの韓国人女性キム・ジヨン(チョン・ユミ)=写真右=が、女性であることを理由にぶつかる差別や壁をさまざまな角度から描く。

 韓国で2016年に刊行され、現在は130万部の大ベストセラーになっている同名小説が原作。日本でも刊行から2年足らずで20万部を突破し、女性が受ける差別や男尊女卑の風習を淡々と描き、多くの共感を得ている。

 2歳の子を育てるジヨン。亡くなった友人や祖母が乗り移ったような言動をとりはじめ、心配する夫(コン・ユ)=同左=は精神科の受診を勧める。

 ジヨンは押しつぶされそうなのだ。子ども連れの母親に向けられる冷たい視線。嫁として休みなく家事が続く夫の実家。ベビーシッターが見つからず阻まれる再就職。振り返れば、弟だけが家の手伝いを免除された少女時代。将来の結婚や出産を理由に、希望する長期プロジェクトに入れない職場─。

 生きている限り続いていく女性への差別を、さりげないエピソードとして一つ一つ積み上げる。「私もそうだ」と見る者の気付きを誘う。

 映像化により、ジヨンの周囲の女性たちにも光が当てられた。ジヨンの母や姉、職場の先輩、上司。彼女たちの苦労にも想像が及び、感慨深い。

 最後まで現実社会の厳しさを突き付ける原作と異なり、終盤は希望にあふれる。賛否が分かれるが、メッセージの重さは変わらない。

監督/キム・ドヨン
製作/韓国、1時間58分

映画に関するその他のニュース

芸能に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

カルチャーに関するその他のニュース

アクセスランキング