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【ミュージアム・ナビ】
和の匠 浮世絵に生きる馬の風景

芸能 | 神奈川新聞 | 2020年9月25日(金) 18:10

葛飾北斎「東海道五十三次 神奈川」(文化〈1804~18年〉初期~中期、前期のみ展示)

 40年以上にわたって収集した同館のコレクションから、馬を描いた浮世絵の風景画96点を、前後期に分けて紹介している。

 江戸時代に整備された東海道や中山道を描いた「街道絵」は、簡単に旅に出ることができない庶民の人気を集めた。

 葛飾北斎や歌川広重、歌川国芳らが手掛けた街道絵には、美しい風景や名物と共に、旅人や荷物を運ぶ重要な担い手として馬が登場し、時に主役を務めた。

 幕末から明治になると、欧米から馬車や馬車が引く鉄道などの新しい輸送手段が伝わる。洋館が立ち並ぶ開港期の横浜を捉えた錦絵には、外国人が乗る馬車が描かれ、新時代の様相を伝えた。馬用のわらじなど浮世絵に描かれた馬具も展示。多色刷り木版画の技法も写真やイラストで紹介する。

 馬の博物館:10月11日まで前期、15日から11月15日まで後期。全て展示替え。祝日を除く月・火曜と10月14日、11月4日休館。一般200円、小中高生30円。JR根岸駅からバスで滝の上下車。問い合わせは同館、電話045(662)7581。

 
 

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