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終わらないTUBEの夏 ハマスタライブ今年は無観客配信

芸能 | 神奈川新聞 | 2020年9月23日(水) 16:50

そろいのユニホームを着て35周年の配信ライブを行ったTUBE=9月5日、横浜スタジアム

 神奈川ゆかりの4人組ロックバンド「TUBE」がデビュー35周年を迎えた。新型コロナウイルスの影響で公演は中止を余儀なくされたが、5年ぶりにニューアルバム「日本の夏からこんにちは」を発表。30年連続で公演を続けてきた横浜スタジアムでは初めて無観客ライブも配信し、支え続けてくれたファンに感謝の思いを届けた。

 約3万人を動員するはずだったハマスタで、9月5日に実施した初の無観客ライブ配信 「TUBE LIVE AROUND SPECIAL 2020 HELP ~NEVER GIVE UP SUMMER~」。スタンドに観客の姿はないが、電光掲示板から映し流れる応援メッセージに背中を押され、「夏だね」「湘南 My Love」「シーズン・イン・ザ・サン」などのヒット曲を、グラウンド中央の特設ステージからシンプルに歌い上げた。

TUBEのデビュー35周年に花を添えたディアーナ

 1988年から積み重ねてきた聖地でのライブ本数は通算32回に上り、同スタジアムから感謝状が贈られた。プロ野球横浜DeNAベイスターズのチアチーム「diana(ディアーナ)」との一夜限りのコラボも実現し、「Hot Night」や 「あー夏休み」、FMヨコハマ開局35周年のテーマソング「湘南バットボーイ」など緩急あるナンバーにも、アクロバットやキレのあるパフォーマンスで花を添えた。

 ラストには、急きょコロナ禍の社会情勢を書き留めてアルバムに収録した「Route 567」を選曲し、やるせない気持ちを込めて熱唱。4人は静寂に包まれるスタジアムから声をそろえて「どうもありがとう」を響かせ一礼すると、舞い上がる花火とともに特別な夏祭りを終えた。

 感染リスクを避けつつ、TUBEの音楽を届け、ファンとつながる手段を模索した4人。ボーカルの前田亘輝は「初めての経験でどんな評価を頂けるか分からないが、今日得た経験はいずれわれわれの中でも生きてくる」と来年のステージを見据えた。

 
 

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