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「西洋絵画の教科書」 都内美術館で相次ぎ大型展覧会

文化 | 神奈川新聞 | 2020年7月6日(月) 19:42

華やかな作品が多い「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」の会場=国立西洋美術館
華やかな作品が多い「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」の会場=国立西洋美術館

 新しい生活様式が呼び掛けられる中、東京都内の美術館では大型展覧会の開幕が相次いでいる。混雑を避けるため入場は日時指定制にするなど感染症の予防に努めながら、海外の人気美術館の所蔵品や話題の現代美術を紹介している。

 英国ロンドン中心部にある世界屈指の美術館「ナショナル・ギャラリー」の名品61点が並ぶのは、国立西洋美術館(台東区)の「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」。同ギャラリーは貸出規則が厳しく、英国以外で所蔵品を大規模に展示するのは世界初となる。

 フェルメール最晩年の作品で、ピアノに似た楽器を弾く女性を描いた「ヴァージナルの前に座る若い女性」やゴッホの「ひまわり」、レンブラントの「34歳の自画像」をはじめ、ルノワールやゴヤらの傑作がずらり。幅広い年代と質の高さで「西洋絵画の教科書」と呼ばれるコレクションを堪能できる。

 10月18日まで。7月13・27日と8月10日、9月21日を除く月曜と9月23日休館。日時指定入場券は一般1700円ほか。イープラスなどで販売。問い合わせはハローダイヤル03(5777)8600。


「古典×現代2020」展で、しりあがり寿のアニメーション作品に見入る来場者=国立新美術館
「古典×現代2020」展で、しりあがり寿のアニメーション作品に見入る来場者=国立新美術館

 古典作品と現代美術の競演が楽しめるのは、国立新美術館(港区)の「古典×現代2020─時空を超える日本のアート」展だ。美術、写真、デザイン、建築といった各分野の第一線で活躍中のアーティストの作品を、平安時代から明治時代に日本で作られた絵画や仏像、陶芸、刀剣などの作品と対になるように組み合わせて展示している。

 横浜市青葉区在住の漫画家しりあがり寿は、江戸後期の浮世絵師、葛飾北斎をテーマに新作アニメーションを手掛けた。4畳半で暮らす北斎が、「冨嶽三十六景」をはじめとするさまざまな作品を描いていく姿をリズミカルに表現。裸の北斎が踊りながら筆を動かすと、そこから生まれた線が自由に動きだす。「神奈川沖浪裏」の波はダイナミックに渦を巻き、4畳半を飛び出して広い世界へと広がる様が壁いっぱいに映し出される。

 しりあがりは「北斎は90歳までにやたらといろいろなものを作っている。4畳半というとても狭いところから、森羅万象を生み出した。その狭さと広さを出したかった」という。「現代にいたらアニメを作っていたんじゃないか。俺の方がうまくできる、と苦笑するでしょうね」と北斎像を思い描いた。

 鋭い刀剣に美術家の鴻池朋子、迫力ある画風が魅力の江戸時代の画家・曾我蕭白に画家の横尾忠則、江戸時代の陶工・尾形乾山にデザイナーの皆川明など、意外性のある組み合わせが面白い。

 8月24日まで。火曜休館。日時指定観覧券は一般1700円ほか。同館ホームページなどで販売。問い合わせはハローダイヤル03(5777)8600。

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