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横浜の住宅地に巨大なピンク猫アート

文化 | 神奈川新聞 | 2020年2月17日(月) 16:34

通りすがりの親子を引き寄せた巨大なピンクの猫=横浜市金沢区
通りすがりの親子を引き寄せた巨大なピンクの猫=横浜市金沢区

 横浜市金沢区の住宅地に巨大なピンクの猫のアート作品が登場した。並木クリニック(同区並木2の9の4)の敷地内で、建物の陰からのぞくように大きな目で通行人を見つめる。

 作品は高さ9メートル、横幅10メートル、奥行き70センチに及ぶ「ピンクの猫の小林さん」。体の半分は建物に隠れており、見えるのはほぼ頭だ。アーティストの飯川雄大(いいかわたけひろ)(39)が取り組む「デコレータークラブ」シリーズに登場する猫で、これまで屋内外を問わず台湾や日本各地で展示してきたが、今回は最大級の大きさになる。

 デコレータークラブは海藻や小石を体に着けて、周囲の環境に擬態するカニのこと。ピンクの猫もこのカニのように日常生活に潜むが人目を引く。巨大な姿は誰かに伝えたい、写真を撮りたいと自然に思わせる。

 飯川は「面白いことに出合ったときの感動は、なかなか伝えられない。例えば街で猫を見つけたとき、写真を撮ろうとしても、猫が逃げて茂みに隠れたり、撮ってもピンぼけになったりしてしまう。自分の体験を他人に伝えるのは思い通りにならない」と話す。

 実際、このピンクの猫を撮影しても、住宅地にたたずむ迫力を伝えるのは難しい。「写真だと分からないから一緒に見に行こうと誘い合ったり、今まで話したことがない人と『あの猫何だろう』と話題にしたり。新しい人と人とのつながりが生まれるといい」と飯川は期待する。

 展示を主催するのはBankART(バンカート)1929と黄金町エリアマネジメントセンターによるYOKOHAMA AIR ACT実行委員会。同センターの担当者は「黄金町では日常の中でアートを見せることをやってきたが、今回は私有地の中でパブリックアートを見せる。設置場所の公募や、地域住民に理解を得るなど実験的な試み」と話した。

 展示は3月1日まで。近くの並木コミュニティハウスで制作過程の映像や資料を展示している。問い合わせは同センター☎045(261)5467。

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