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ロシア音楽に親しみ感じる 三浦文彰インタビュー

文化 | 神奈川新聞 | 2019年12月27日(金) 16:04

ミューザ川崎では昨年、シューマンのバイオリン協奏曲を演奏。「ホールの響きにも助けられて、お客さんの心に届くいい演奏ができたという手応えがありました」=東京都内
ミューザ川崎では昨年、シューマンのバイオリン協奏曲を演奏。「ホールの響きにも助けられて、お客さんの心に届くいい演奏ができたという手応えがありました」=東京都内

 2009年、世界最難関ともいわれるハノーファー国際コンクールで優勝し、次世代のバイオリニストとして国際的にも期待を集める三浦文彰。18年から都内で開催されている音楽祭「サントリーホールARKクラシックス」でアーティスティック・リーダーを務めているほか、NHKの大河ドラマ「真田丸」でテーマ音楽を演奏したことも記憶に新しい。

 10月30日に発表したアルバムでは、チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラと共演。ショスタコービッチやハチャトリアンなどロシアの作曲家の楽曲を収録した。

 ロシアでの公演回数も多く「ロシア音楽に親近感を感じている」という三浦。「一番最初に好きになったバイオリン協奏曲はチャイコフスキー。小さい頃からショスタコービッチやプロコフィエフが好きで、自分にとっては自然に親しんでいる音楽です」

 2月には、スウェーデン国立管弦楽団であるエーテボリ交響楽団と、指揮者のサントゥ・マティアス・ロウヴァリと共演するツアーがスタートする。県内ではミューザ川崎シンフォニーホール(川崎市幸区)でショスタコービッチの「バイオリン協奏曲第1番」を披露する予定だ。

 「ショスタコービッチは、スターリンが君臨していた時代の旧ソ連で苦労した作曲家。自分が書きたいものをなかなか表現できず、彼の皮肉や苦悩が楽曲に表れている。そういった暗さはあるけれども、心からの訴えや叫びが内包されていて、人間らしい温かさと深みを感じられると思う。バイオリン協奏曲についていえば、各楽章それぞれに濃い性格があり、ユーモアもある素晴らしい楽曲です」

 エーテボリ交響楽団と指揮者のサントゥとは、10月にスウェーデンで同曲の演奏を行った。「サントゥは才能にあふれた指揮者。彼が信頼を置くオーケストラの音もクリアで、曲のキャラクターが際立つ演奏だった。ミューザ川崎は僕も大好きなホールだし、とてもいいコンサートになると思います」と期待を述べる。

 20年も国内外での演奏予定がめじろ押しだが、次世代への指導活動にも注力したいという。「これまで幸運にも、徳永二男先生やピンカス・ズーカーマンなど、たくさんの優れた指導者に出会うことができた。自分が教わった、クラシックの作曲家へのリスペクトや演奏技術なども次世代へ伝えていけたら」

 「東芝グランドコンサート2020 エーテボリ交響楽団」は2月28日ミューザ川崎シンフォニーホール、午後7時開演、全席指定、S席1万3千円など。チケットは同ホールチケットセンター☎044(520)0200。

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