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【ミュージアム・ナビ】東京都美術館
子どもへのまなざし

文化・科学 | 神奈川新聞 | 2019年12月13日(金) 21:02

山本靖久の作品を展示する一角=東京都美術館
山本靖久の作品を展示する一角=東京都美術館

 公募展を行う美術団体に属して活躍している美術家を紹介する「上野アーティストプロジェクト」の第3弾。

 6人による子どもをテーマにした55点が並ぶ。横浜市在住の日本画家、新生(しんじょう)加奈(日本美術院院友)の母子像は、穏やかな雰囲気に包まれている。ぬくもりのある色彩と柔らかなタッチで描かれ、親子の愛情が素直に伝わる。

 川崎市出身の山本靖久(主体美術協会などに所属)が描くのは、子どもをはじめとした人間と動物たちが集う楽園だ。ざらっとした質感の画面はカゼインテンペラの技法による。自然の豊かさや時代を超えてつながる生命の壮大さを感じさせる。

 ※1月5日まで。12月16日と26日~1月3日休館。一般500円。JR上野駅公園口徒歩7分。問い合わせは同館☎03(3823)6921。

 
 

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