希望者なく文楽研修ピンチ
文化 | 共同通信 | 2023年3月17日(金) 17:18
伝統芸能の人形浄瑠璃文楽の演者を養成するため、予定していた研修への応募者がなく、締め切りを4月28日まで延長する異例の事態になっている。国立文楽劇場(大阪市)の関係者は「技術や芸をつないでいくため、興味を持った若者は手を挙げて」と呼びかけている。
応募資格は中学校を卒業した23歳以下の男性。演者は物語や登場人物のせりふを語る太夫、三味線、人形遣いに分かれ、研修生はプロに2年間、無料で指導を受ける。
研修3期生の人形遣い吉田簑二郎さん(68)は「表現で誰かを喜ばせたいでも、人形が好きでも、きっかけは構わない」と志望者の出現を期待する。詳細は日本芸術文化振興会ホームページで。