開成町金井島300年の歴史を誇る古民家「あしがり郷 瀬戸屋敷」(開成町)の年中行事として親しまれるイベント。古民家の趣ある雰囲気の中に、段飾りや地元の蔵から発見されたとされる享保びな、小田原藩主の大久保家から贈られたという家紋付きの茶道具なども並ぶ。
高さ2.4メートル、直径1.5メートルの大つるしびななど8千個以上からなるつるしびなは圧巻で、町婦人会が手作りしたものだ。このイベントの発起人でもあり、会場の飾り付けも担当する同会。2021年からの2年間、新型コロナウイルスの影響で中止を余儀なくされ、例年の華やかな飾り付けの復活を望む声が多く耳に届いたという。
同会会長の遠藤敦子さんは「開催されない期間にも、手作りを続けてきた新しいひな人形も含め、もう1度、みなさまの期待に応えられるよう心を込めてきれいに飾り付けしておもてなしができたら」と意気込みを話した。
あしがり郷 瀬戸屋敷:開成町金井島1336。小田急線新松田駅からバスで四ツ角下車15分。3月5日まで。午前10時~午後5時(最終入場は同4時半)。期間中無休。電話0465(84)0050。▷入園料500円、中学生以下無料。その他イベント、出店内容、シャトルバスの時刻表などはHP参照。
2023年2月25日公開 | 2023年2月25日神奈川新聞掲載
あしがり郷 瀬戸屋敷(開成町)の圧巻つるしびな
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