「古民家カフェ 恭月」は築100年以上。重厚感のある梁や趣のある建具など、歴史の重みを感じる暖かな空間で、1枚1枚鉄板で焼き上げるこだわりのパンケーキが人気だ。
店主の沼田陽子さんが作るのは、もっちりとした厚さ3ミリほどのパンケーキ。
「40年ほど前、鎌倉で行列をなした人気パンケーキ店『Hige』の味にほれ込み、住んでいた山北町から働きに通いました」と笑顔で当時を振り返る沼田さん。
味やメニューの半分ほどは、当時そのままを引き継いでいるそう。生地の決めてはサワークリーム。国産小麦や卵、牛乳を使い、スイーツにも食事にも合う味わいだ。
一番人気は季節限定メニューの「フレッシュいちごのパンケーキ」(1200円、ドリンクは別)。生地が見えないほどイチゴをふんだんにあしらい、マスカルポーネチーズと合わせた甘さ控えめで酸味を感じる生クリーム、バニラアイスが添えられる。
生地のもっちり感、イチゴのジューシーさ、アイスの甘みと絶妙なバランスにぺろりといただける。
「ここに足を運んでくださるお客さまはもちろん、キッチンカーでこのパンケーキの魅力を外へ出向いて伝えていけたら」
古民家カフェ 恭月:山北町平山205。JR御殿場線山北駅から。バスで平山下車1分。午前11時~午後6時。水曜休み。電話0465(76)3558
2023年2月11日公開 | 2023年2月11日神奈川新聞掲載
癒やしの古民家 古民家カフェ 恭月(山北町)
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「フレッシュいちごのパンケーキ」 [写真番号:1140705]
店主の沼田陽子さん [写真番号:1140706]
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