道志川にほど近く、豊かな自然に囲まれた青野原地区に昨年夏オープンした「古民家カフェ 雅-MIYABI-」は築100年以上の古民家。マスターの角田雅司さん(58)がDIYで自身の実家を5年ほどかけて改装し、カフェとして再生させた。
日当たりの良い開放的な空間に重厚感ある太い梁やいろり。懐かしさを感じる伝統的な家屋はジャズやボサノバ、クラシック音楽が流れ、シックなしつらえが和モダンな印象だ。
コーヒーのプロ資格をもつ角田さん。自家焙煎(ばいせん)した豆を一杯ずつ丁寧にネルドリップで抽出し「この場所では息を抜けるような、癒やしの時間を過ごして欲しい」と語る。
メニューには新鮮野菜を使った食事、季節感のあるスイーツなども。「トヨばあちゃんのカボチャまんじゅう」は妻・喜代美さん(57)が母直伝のレシピをアレンジしたお菓子。カボチャとあんこをカボチャ入りの生地で包んだ優しい甘さのまんじゅうは、庭を眺めながらゆっくり堪能したい一品。「秋には色づくもみじやキンモクセイが美しいんです。おしゃべりしてるみたいな鳥たちの鳴き声も楽しめますよ」と喜代美さん。
古民家カフェ 雅-MIYABI-:相模原市緑区青野原997。橋本駅からバスで上原下車1分。駐車場あり。金・土・日曜の午前11時~午後6時営業。電話090(2125)0382
2023年2月11日公開 | 2023年2月11日神奈川新聞掲載
癒やしの古民家 古民家カフェ 雅(相模原市緑区)
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カボチャを練り込んだ生地の中に粒あんとカボチャが詰まった「トヨばあちゃんのカボチャまんじゅう」(250円) [写真番号:1140692]
コーヒーはアロマショコラやンゴロンゴロ、トラディショナル・モカなど。季節にあわせた期間限定の豆も提供 [写真番号:1140693]
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