大佛次郎や吉川英治ら、多くの文豪を輩出してきた神奈川県。川端康成、夏目漱石、芥川龍之介、与謝野晶子、谷崎潤一郎らも鎌倉や湯河原・箱根を愛し、名作を生み出しました。令和の時代を迎えても、遠野遥さんや宇佐見りんさんら、神奈川で青春時代を過ごした新時代の旗手が文学界をけん引しています。
そんな、物語が生まれる場所・神奈川を題材とした作品を執筆のヒントにしてもらおうと、神奈川近代文学館による連載「カナガワ×メイサク(名作)」が始まります。紹介するのは神奈川を舞台にした古今の名作小説。初回の9日には佐藤多佳子さんの「一瞬の風になれ」を紹介します。ご期待下さい。