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追う!マイ・カナガワ
横浜・有隣堂本店に謎の絵(下)ついに判明「父の絵です」

文化・科学 | 神奈川新聞 | 2021年9月20日(月) 05:30

 「もう、何年も前から気になっていたのですが」という疑問が、横浜市南区の男性会社員(53)から「追う! マイ・カナガワ」取材班に届いた。伊勢佐木町(横浜市中区)の有隣堂本店にある絵が「作者名もタイトルも見たところありません。どんな経緯で飾られたのかも気になります」という。

 “ハマっ子の本棚”とも言える有隣堂本店に掛かる絵の正体は?


伊勢佐木町に竣工した当時の有隣堂本店ビル=1956年、横浜市中区

 1909(明治42)年、現本店と同じ伊勢佐木町(現横浜市中区)で創業した有隣堂。今では神奈川・東京・千葉に約40店舗を展開する老舗書店チェーンだ。

 戦火で伊勢佐木町の店舗を焼失し、進駐軍の占領によって野毛の仮店舗で営業を余儀なくされていたが、56年、創業の地に地下1階、地上4階(後に5階を増築)の本店ビルを竣工(写真【1】)。

 「大理石を貼り、エレベータを備えた国内初の本格的専門店ビル」として、ハマの戦後の復興を象徴する建物だった。

本店ビル竣工当時の写真にも、今と同じ場所に絵画が掛かっている=1956年、有隣堂提供

 同社によると、開店当初の写真(写真【2】)に、この絵は写っていた。保管してあった当時の建築雑誌にも「有隣堂ブックストアー 設計・施工 竹中工務店」と紹介され、絵も写っていたが、作者名は掲載されていないという。

 取材班は有隣堂広報と連携し、開店時を知る同社OBの知恵も借りながら取材を続けた。すると、手掛かりになりそうな情報が飛び込んできた。

 「絵画は本店が竣工した際に、施工会社の竹中工務店から寄贈されたらしい」

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